WEショップみどりで手作りボランティアをしているので繰り返し同じものを作ることが多いです。こちらのねこクリップやぽっちゃりねこも数えきれないほど作ってきました。


最初は厚紙で型紙を作っていましたが、何十回と使っていくうちに型紙がすり減ってくるので不要になったファイルの表紙などで型紙を作っていたのですが、先日セリアでパターンシートというものを見つけました。
この記事では型紙の素材としてパターンシート、厚紙、工作用紙、ppシートの比較をしています。
比較する素材
・パターンシート(セリア)
塩化ビニル樹脂 30㎝×40㎝ 厚み約0.3㎜ 5㎜方眼入り
・厚紙(お菓子の箱などの廃材)
・工作用紙(ダイソー)
32㎝×45㎝ 厚さ約0.4㎜ 5㎜方眼入り 5枚入り
・ppシート(ダイソー)
ポリプロピレン 39㎝×55㎝ 厚さ0.75㎜




比較する項目
耐久性
繰り返し使えるか。紙の場合どうしてもすり減ってきます。
透明性
透明であることは柄物の布どりに役に立ちます。また、左右対称の型紙に合印がある場合、片側に書き込んでいれば透けて見えるので両面に書く手間が省けます。
切り易さ
型紙を作るときの切り易さです。硬い素材の場合細かい部分はきれいに切るのが難しいです。
穴のあけ易さ
私の型紙はこちらのぽっちゃりねこのように目の位置やぐし縫いの位置を型紙に移すために穴を開けることがあります。穴あけポンチであけてみました。
方眼の有無
方眼があれば直線で構成された型紙は直接書き込んでつくれるので便利です。
アイロンが使えるか否か
型紙を使って布にアイロンで型をつけることがあります。耐熱性があるのかを見ていきます。
アイロンの低温は80~120℃、中温は140~160℃、高温は180~210℃とのことです。
コスト
10㎝×10㎝の価格を比較しました。少数第二位四捨五入。厚紙は廃材なので0円としています。
◆比較動画
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総合結果
パターンシート | 厚紙 | 工作用紙 | ppシート | |
耐久性 | ○ | × | × | ○ |
透明性 | ○ | × | × | ○ |
切り易さ | ○ | ○ | ○ | △ |
穴のあけ易さ(※) | △ | ○ | ○ | △ |
方眼の有無 | ○ | × | ○ | × |
アイロン使用可否 | × | ○ | ○ | × |
コスト(※) | 9.2円 | 0円 | 1.5円 | 5.1円 |
※穴の空け易さの評価:
いずれの素材も穴あけポンチで穴は開きましたがパターンシート、ppシートは穴の周辺に少し歪みが出ることや、穴の位置決めをするときに滑りやすいので△にしました。
※アイロン使用可否:
パターンシート(塩化ビニル樹脂)の耐熱温度 60~80℃°、
ppシート(ポリプロピレン)の耐熱温度135~160℃
※コスト
10㎝×10㎝当たりの価格
まとめ
パターンシートの良いところは、以下のとおりです。
・直線で構成されている型紙ならそのままシートに書き込んで切り取れる。
・シートが透明なので柄取りが取りやすくなる。
・シートが透明なので左右対称の型紙の合印が透けて見えるので表裏に書く必要がない。
・紙の型紙に比べると耐久性がある。
何度も使う型紙はパターンシートがお勧めです。耐久性もあり総合的に使い勝手もよいです。
しかし、数回しか使わないものであれば厚紙や工作用紙でも十分だと思います。
使い分けをするといいと思います。
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