ちりめんにはシボの大きさ順に、鬼ちりめん、二越ちりめん、一越(ひとこし)ちりめんと種類があります。素材も絹、レーヨン、ポリエステル、綿などあります。ポリエステルは水縮みしませんがレーヨンはかなり縮みます。レーヨンちりめんの取り扱いに水気厳禁というのはそのためです。
ですが私はあえてレーヨンちりめんに霧吹きし、予め縮ませて使用しています。理由は2つあってひとつはシボがより出て皺が寄らず曲面がきれいにでることと、作品を作った後になんらかの理由で水がついたときに大きな変形を防ぐためです。(色落ちや変形をおこしますので水洗いはおすすめしません。)
今回、この記事ではレーヨンの鬼ちりめんと一越ちりめんの縮み率をだしてみました。縦目と横目で縮み率が違います。まず縦目と横目のご説明をします。下の図にあるように、耳と平行な方向を縦目、布幅方向を横目といいます。
レーヨン鬼ちりめんの縮み率実験
縦40cm横30cmのダイソーの鬼ちりめんを2枚実験してみました。平均すると縦の縮み率91%、横の縮み率88% 分かりやすいように正方形に換算したものが以下の図です。
レーヨン一越ちりめんの縮み率実験
縦32cm横23cmの一越ちりめんを2枚実験してみました。平均すると縦の縮み率83%、横の縮み率79%でした。分かりやすいように正方形に換算したものが以下の図です。
レーヨン一越ちりめん 作品の縮み実験
A(黄色):霧吹きして乾燥後の布で作ったものです。
B(赤):処理なしの布で作ったものです。
ちりめん小花と円形のものを縫ってみました。
同じ大きさで作りましたがAの方が布の厚みがあるため最初から大きく見えます。
作品完成後、両方に霧吹きをかけました。Bは小さくなりました。円形の方は小さくなっただけでなく形も歪んでしまいました。それに対し、Aはあまり変化がありません。
動画
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